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今月の1冊: 「動物園」

zoo2

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今月は写真集を取り上げました。

1989年に出版された写真家の橋口譲二さんの「動物園」です。

この本は、橋口さんがベルリンで生活していた当時、カメラをぶら下げて散歩に通っていた「ベルリン動物園」での日常の光景との出会いがきっかけとなり、世界の都市部の動物園を歩いて撮り続けたモノクロ写真が1冊にまとまったものです。

ベルリン、ニューヨーク、モスクワ、ホーチミン、ウィーン、上海、デリー、ロンドン、エルサレム、ソウル、メキシコシティ、リスボン、東京、ブタペスト・・・

1ページごとにじっくり写真を眺めていくと、そこには動物園という非日常の中にある日常空間で暮し働く人々の姿が光と影の世界の中に映し出されており、想像力がかきたてられます。

動物園というと、日本では娯楽を求めて訪れる家族づれが集まるイメージがありますが、この写真集に映し出されている動物園の姿は違います。

そこには人々の生活があり、日常のドラマがあるのです。

動物はゾウさんの写真が一番、多いかも。すでに時代の流れを感じさせる「上野動物園」で変わらないのは、不忍池の雰囲気とカバ舎でしょうか。

橋口さんはあとがきでこう語っています。

「僕は、動物園を訪ねる旅をとりあえず終えた今、動物園は、人間が人間を語る時に不可欠な空間だと思うようになった。様々な人たちが、いろんな悲しみや思いを引きずりながら動物園にやってきていた。個々の悲しみや思いは、比較できるものでないだけに、僕はそれぞれの生に勇気づけられる思いだった。」

余談になりますが、橋口さんご本人を何回かお見かけしたことがあります。とても深い目をした印象的な方でした。良い人生を歩み続けられているのでしょう。

この写真集を手にとって、私たちと動物園の関わりについて改めて思いをはせてみるのも良いかもしれません。



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Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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