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入院中のアジアゾウ、野生から違法補獲された疑いが

1か月ほど前のニュースになりますが、今日は森林伐採の原因以外に、タイの野生ゾウの減少に拍車をかけている違法捕獲についての記事を紹介します(2009年3月8日バンコク・ポスト紙から概要抜粋)。

事の発端は、カンチャナブリ州サイ・ヨクのマヒドル大学家畜野生動物病院に、傷を負った1頭のメスゾウが収容されたときから始まりました。

ゾウの名前はカン・パンジャナ。以前、骨折したと見られる左脚は変形したままだった上、おしりの傷は腫瘍になっていました。また、超音波検査により、妊娠2~3か月であることも判明しました。

担当獣医師によると、パン・カンジャナは何かに脅えているような表情をし、暗く落ち込み、人間を避ける様子を見せていたそうです。その状況を察した病院側は、おそらく彼女は飼育下のゾウでなく、野生から補獲されたゾウではないかと推測しました。

また、彼女は普通、飼育下のゾウが好んで食べるものを避け、野生ゾウが食べているものを食べることから、更に野生から補獲されたのではないかという疑いが深まったようです(竹やバナナの葉を果実より好んで食べる)。

さらに、飼育下のゾウに埋め込まれているはずのマイクロチップが彼女にはありませんでした。

パン・カンジャナのオーナーは2008年に、彼女が飼育下のゾウであることを証明する身元証明書を発行するための登録を行いました。その翌日、州当局に旅行許可書を求めましたが、彼女の容態を見た人物は病院に収容するよう命じ、入院に至りました。

年々、減少の一途をたどるタイの野生ゾウ。タイの野生動物保護団体の調査によると、飼育下も含め、あと14年くらいで絶滅にいたるのではないかとも予測されています。

野生ゾウの生息数については現在、2000~2500頭と言われています。

タイの観光産業にとって、ゾウはドル箱です。飼育下の個体数も減少しているにも関わらず、ゾウの需要は多くあります。その事が、野生ゾウの補獲という結果を生み出している理由であると言われています。

野生ゾウの疑いのある個体が8頭、オーストラリアの動物園に送られたという事実もあったようです。

野生ゾウの違法補獲のほとんどは、国境沿いで行われているそうです。ミャンマーやベトナム国境で密かに行われ、法の抜け道を利用し、飼育下と装い登録を済ませてしまえば問題はありません(次回に続く)。

悲しい話題ですね・・・

国籍を持たない国境沿いの難民や、貧しい山岳民族が抱える問題。そしてゾウを食い物にするマフィアの存在など実に複雑な事情が絡んでいそう。

次回は、ゾウに関わるタイの法の抜け道について触れたいと思います。

ところで、「パン」はメスの名前に対し、「プライ」はオスの名前に対し使われるそうです。

オリジナル記事全文はこちらからどうぞ。治療を受けるパン・カンジャナの様子や、バンコクの空き地に滞在する出稼ぎゾウの画像を見ることができます。カンジャナの状態は本当にショック。何をされたんだろう・・・。
↓↓
http://www.bangkokpost.com/news/investigation/13000/hunted-in-the-wild

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Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
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結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

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