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今月の1冊: オランウータンのジプシー

gypsy

多摩動物公園には現在、10人のオランウータンが住んでいます。その中の一人がこのジプシーさんです。

日本の動物園のオランウータンの歴史を語るとき、このジプシーなくしては決して語ることはできません。ジプシーは亡きドンホセとの間にたくさんの子供を産み、その子供たちは日本中の動物園で暮らし、親になっている個体もいるのです。

そんなジプシーさんの魅力がたくさん詰まった本、それが今日ご紹介する「オランウータンのジプシー」です。

ジプシーは推定年齢3歳で開園当時の多摩動物公園にやってきました。世界一のご長寿オランウータン、モリーさんに次いで2番目のお年寄りですが、まだまだ元気いっぱいです。そして好奇心に溢れた目をいつもキラキラさせているのです。

本書の筆者は大型類人猿のエキスパートでもあるオランウータンの担当飼育員さんで、楽しいエピソードや思い出が語られています。

雑誌を見るのが大好きで、とりわけお気に入りはファッション誌のモデルさんのページ。寝部屋ではおもちゃで遊び、お部屋の中を整えてから食事をとるなど・・・。その反面、野生時代の生活も決して忘れてはいず、孫に木渡りのお手本を見せたり、木の枝で巣(ベッド)を作ったりもするのです。

実物に会えばどんなオランウータンなのかよくわかりますが、この本を読むことにより、ジプシーを代表にオランウータンという動物の賢さ、そして彼らが実に私たちヒトと近い種であるかを改めて発見できます。

森林伐採が進み、森が分断されてしまったため野生のオランウータンは近い将来絶滅が具体的に予測されています。

本書はそんなオランウータンたちのために動物園としてできる何かについて改めて考えさせられるエピソードで締めくくられています。

ジプシーさんのお話を通して、オランウータンの魅力が多くの人に伝わることとMayaは思います。

これを読んだあなたは、明日にでもジプシーさんに会いに行かずにはいられなくなること、間違いナシ!

★本書に登場する分断された森をつなぐ消防ホースの橋ですが、そこはボルネオゾウの通り道でもあるため、ゾウの鼻が届かない高さに設置されました。作業中に1頭のオスゾウがこっそり様子を見にきたそうです。



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こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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