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1000年の伝統を守れ! 立ち上がるインドのヘビ使いたち

皆さんは「ヘビ使い」を見たことがありますか?

そう、ターバン巻いたおじさんがコブラみたいな形をした笛を吹くと、籠の中からホンモノのコブラが顔を出し、そのコブラを操る仕事をしている人たちですね。

Mayaはインドを旅行していたときに駅や路上でよく見かけました。旅行者を見ると小銭稼ぎに籠の中のコブラを出してそばにやってきます。怖いもの見たさがあるものの、ついつい逃げ回っていました(^_^;)。

今日はその「ヘビ使い」たちが野生動物保護法により、職を奪われてしまっているというニュースを紹介します(2009年2月19日英インディペンデント紙)。

ヘビ使いに対する規制が厳しくなったのは35年前、インド政府が警察に娯楽目的で野生動物を扱う者を逮捕して良い、という法案を作ったのがキッカケだと言われています。実際のところ、賄賂目当てだったらしいのですが。

以来、ヘビ使いは都会の片隅で人目を忍んで暮すようになりました。そして、相棒のヘビと共に旅行者からもらう小銭で生計を立てています。

そんなヘビ使いたちは今、新たに組合を結成し、ヘビ使いとしての「出生権利」を求め反撃に出ています。権利を主張することで法案を覆し、労働を認めてもらうため先週、ベンガル地方出身のヘビ使い5000人が集結し、ヘビを手に持ちコルカタの街を行進したのです。

先祖代々ヘビ使いである彼らには、他にできる仕事はありません。ヘビと共に育ってきた彼らにはヘビのことしかわからないのです。ヘビ使いとしての技術は父から息子に受け継がれます。

もともと、ヘビ使いは村などに出没した毒ヘビなどをおいやるためにあった職業でした。ヒンズー教でヘビは神聖な生き物のため、やたらに殺すことができないからです。村人たちはヘビを殺す代わりに彼らを雇い、追い出してもらうのです。また、彼らは特別な技術を使いヘビに芸を仕込みます。

しかし、1972年には動物保護法ができ、90年代の終わりにその法案は強化されました。動物保護団体によると、ヘビ使いは毒を抜くだけでなく、飼っているヘビの牙を抜いてしまうことがあるそうです。当然、牙のないヘビは自分で獲物をつかまえるlことができなくなってしまいます。

インドのヘビ使いはベンガル語を話すベディア族で占められています。彼らにとってこの職業は1000年の伝統があり、法案強化の影響で現在、10万世帯が経済難に陥っているそうです。

インド政府が法案を撤退させない場合、ベディア族の代表者はヘビ皮やヘビの毒を扱う農場を正式に設立することを考える必要がある、と述べています。この方法は生態系にも影響は出ないし、確実な収入源になるといいます。彼らにとってヘビは野生動物という感覚でなく、身近にいる生き物で、もしいなくなったらネズミが大量発生すると考えています。

インドでは現在、ヘビの毒を扱うマフィアが政府の影でベディア族を弾圧している、と代表者はクレームしました。1匹のヘビから摂取できる毒は12グラムで、130ポンドの金額になります。毒ヘビの寿命は8年で、高収入になるため民間企業はヘビ使いから毒を買い取っています。買い取られた毒は製薬会社に高い利益率で販売されます。

インド野生生物保護協会会長はヘビ使いのための生活の選択肢を見つけることが重要である、と述べました(記事概要終わり)。

カラフルなインドのイメージの一部である「ヘビ使い」ですが、複雑な社会背景の中で生き延びている姿をこの記事により、垣間見ることができました。

ところで、昔からヘビが住む家は商売が繁盛して栄える、と言われていますがなぜでしょう?Mayaが聞いた話によると、農家の蔵などで穀物を荒らすネズミをヘビが食べてくれるため、良い影響をもたらしてくれるからだそうです。

オリジナル記事全文はこちらから。
↓↓
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/charm-offensive-why-india8217s-snake-men-and-their-serpents-are-taking-to-the-streets-1625975.html
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No title

日本で蛇遣いがデモを行ったらテロになりそうですね。

Re: No title

> 日本で蛇遣いがデモを行ったらテロになりそうですね。

日本では想像もつかない職業の人たちの上、毒ヘビと共に行ったデモですからさぞや壮観だったでしょう。
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Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

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どうぞ、お楽しみください!

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