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誰かがディナーにやってくる?フランス中部の山でタイリクオオカミの群れを確認

フランス中部マシフサントラル山脈で70年ぶりにタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)の足跡が発見されました。研究者や保護活動家には素晴らしいこのニュースも、フランス牧羊家にとっては新たな悩みの種となるため、再び論争が巻き起っているそうです(2009年1月29日英インディペンデント紙)。

問題のオオカミの足跡は今月、マシフサントラルの低地に位置する雪山の中で発見されました。パークレンジャーも裂傷した赤ちゃんオオカミの傍にオオカミが1頭いたことを報告しているそうです。

また、オオカミの群れはアルプス山脈から西へ100キロの山で2回の冬を越し、反対側に位置する渓谷に密集していることがわかりました。生物学者によると、2回の越冬の成功は、オオカミの生存を意味するそうです。

フランス古来のオオカミは1930年代の終わりに狩りにより消滅したと言われていました。かつてはアルペン地方に追いやられたオオカミですが、1990年代にはイタリア古来のオオカミ(DNA鑑定により確認)が国境を越え、群れを作り始めました。人間には危害を加えなかったオオカミですが、突然、羊を襲うようになったそうです。

それ以来、動物愛護家と羊飼いの間では論争が繰り広げられてきました。フランスや欧州の法律では保護されている動物ではあるものの、オオカミの被害に耐えてきた牧羊家により、毒殺されたり罠を仕掛けた後、射殺されたりしてきました。

一度は追いやられたオオカミですが、体力のある若いオオカミが新たな捕食者を求め、次の縄張りを持ち始めたのは必然的結果と言える、とオオカミ研究家は言います。人間によって再び追いやられることがなければ数十年先にはマシフサントラルとリムーザン一帯を縄張りにするだろうということです。

現在、フランスに生息するオオカミは100~200頭で、12頭ずつの群れにわかれて行動していると言われています。フランス政府は2004年、Plan Loup(オオカミ計画)を導入、羊飼いを説得し、オオカミの保護を試みました。牧羊家には電柵などを含めたオオカミ防御策にかかる費用が与えられ、犬や「サマーシェパーズ」と呼ばれる学生アルバイトの護衛も付けられました。

計画は成功しましたが、アルペンの牧羊家の中には不満に思っている人々がいるため、オオカミ保護派との間に確執が残っています。防護策を打ち出しても機能しないという現実もあるからです。

2歳のオオカミは獲物を求めて新たな縄張りを見つけるため、しばしば群れを離れ「1匹オオカミ」になるため、そのようなオオカミの存在がジュラ山脈やボージュでも目撃されています。

しかし、高速道路や線路、人口が密集するRhone渓谷、広い川は若いオオカミにとって横断が困難なのではないでしょうか?

一晩に60キロ走ることができるオオカミは川も泳げるし、街の郊外も簡単に走り抜けることができます。街でオオカミを見たら、犬に間違えられるでしょう。オオカミは大変知的で順応性のある動物なのです。

森や丘に生息するオオカミですが、彼らにとって北の平原からオーヴェルニュの西側への移動はたいしたことではない、と研究者は言います。

(終わり)

昔から家畜を襲うオオカミは人間にとって脅威な存在でした。そのため、生息数は激減、亜種によっては絶滅(例えばニホンオオカミ)しました。「赤ずきんちゃん」に代表される童話や昔ばなしなどではずる賢く怖いイメージがついて回る動物ですよね。

高いコミュニケーション手段を持ち、集団で狩りを行い、仕掛けた罠も簡単にすり抜ける・・・。

しかし、オオカミは鹿の増えすぎなどを防いでくれる森の生態系を守る大切な動物であるため、保護を唱える人たちや理解を深めようという人たちが大勢いるという背景があります。

Mayaの印象に残ったお話です。

旭山動物園の坂東副園長さんが病気のオオカミの治療をするため、麻酔の吹き矢を使ったそうです。2度目に吹き矢を見たとき、そのオオカミは恐怖のあまり泡を拭き、3回目の吹き矢が撃たれた時にショック死してしまったそうです。坂東さんは大変、後悔されたそうです。

吹き矢はどんな動物にとっても恐ろしいものだと思いますが、このお話でMayaは、実はオオカミは野生動物の中でもとりわけ人間との接触を嫌い、とても神経質で繊細な生き物ではないか、と思いました。

皆さんはどうでしょうか?

オリジナル記事はこちらから
↓↓
http://www.independent.co.uk/environment/nature/guess-whos-coming-for-dinner-wolf-tracks-spotted-in-central-france-1519095.html
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