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アンボセリの野生ゾウ、エコーの死

echo

エコーの本。出版されたのは、1996年。

去年からアニマルプラネットでゾウのエコーの特集が放映されていました。そして先日、特別編が放映されたとき、もしや・・・と思っていたのですが。

昨年の5月3日、約36年に渡り家族のリーダーであり続けた偉大なメイトリアック、アフリカゾウのエコーが亡くなりました。

今日はエコーが亡くなった時の様子をお伝えします。

亡くなる前日の朝、地面に倒れたまま起き上がれなくなったエコーの様子を見守り続けたのは、「Ambosseli Trust For Elephants」のスタッフ、カティートさんとロバートさんでした。

その後、二人はずっとエコーのそばにいましたが、残念ながら翌日の午後2時42分に息を引き取りました。死因は老衰だけでなく、数年間、アンボセリを苦しめている干ばつも影響したとシンシア・モス博士は述べています。

エコーの家族の存在が記録されたのは、1973年。その時すでに7家族いましたが、エコーが死んだ時には40家族に増えていました。エコーの妹エラの家族を除き、その全家族のリーダーがエコーでした。

BBCでは3回もドキュメンタリー化され、その詳細について出版された本は、日本でも「象のエコーと愛の物語」(現在、絶版)というタイトルで翻訳ものが出版されたこともあります。

最近のエコーファミリーの様子は、マーティン・コルベックが「Eye For An Elephant」と題し制作、去年米ABCで放映されました。
↓↓
http://www.abc.net.au/tv/guide/netw/200901/programs/ZY8589A001D18012009T193000.htm

アンボセリ・エレファント・リサーチ・プロジェクトに携わるモス博士らにとって、エコーの存在は計り知れないほど貴重だった、と言います。

ある野生ゾウの一生とその家族を長期に渡り、記録してきたというのは極めて異例と言えましょう。しかも死に目にも一緒にいられたことはただただ、驚異としか表現できません。

エコーたちを通し、ゾウの行動、生存方法、コミュニケーションやリーダーシップ、社会的な関係や知性を確認し、モス博士らはゾウがただ単なる動物の粋に収まらないことを学んだと言います。

最後にモス博士は当時のブログにこう記しています。

「しかし、エコーの存在はそれ以上でした。エコーは私たちの生活の一部であり、私たち全員の仲間でもありました。私たちに喜びを与え、私たちの心を驚異で満たしてくれました。」

実はモス博士はエコー訃報の知らせを聞いた時、基金のためのツアーを立ち上げるため、渡米中でした。ショックを受けているスタッフの元に戻り、エコーの家族の状況を観察するため、急遽、予定をキャンセルしてアンボセリに帰ったそうです。

詳細はATEのブログをご覧ください。
↓↓
http://amboselielephants.wildlifedirect.org/2009/05/04/death-of-echo/

今回、エコーの死について、エコーの家族について興味深いコメントを寄せてくれたのは、このブログを読んでくださっている方からでした。

改めて、このブログはいろいろな方に育てていただいていることを感じました。素人のつたないこのMayaからの一方的な情報発信だけでなく。

日本でエコーの存在を知っているのは、動物好きとゾウ好きだけ。しかし、海外ではこれだけ大々的な番組として何回も制作されていることに感心します。私たちもエコーを通してゾウへの見識をさらに深めることができる・・・。

その後のエコーファミリーについての詳細はどこまで把握できるかわかりませんが、ATEにニュースが載っているので、追って紹介したいと思います。
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No title

エコーの死を知りとても悲しいです。
アニマル・フラネットで知ったエコーは優れたリーダーでグループを導いてきました。
今後、誰がリーダーになるのかわかりませんが、きっとエコーから学んだ経験をいかした新リーダーが誕生することでしょう。
たしか娘がいたようなきがしますが・・・・。

No title

mayaさんこんばんは。
早速エコーの事教えてくださりありがとうございます。死んだ時間までわかってるとは!
ご存じか聞きたかったのですが、きっかけがなくて(笑)それでテイちゃんにかこつけてしまいました。
私は関東に住んでいますが実は一番好きな子は夢見のレッサーパンダ明明ちゃんなんです。だからぞうさんであってるのはそんなに多くはないんです。市原は動画が結構あがってたりするのでそれで満足したり(笑)あ、でもアジアゾウとアフリカゾウの会話は興味深いですね。会話といえば、ライアル・ワトソンの「エレファントム」にその地区の最後の年老いた雌のゾウが海岸に行くとそこにあらわれたのはクジラという話があるんですが、ご存じかもしれませんが。会話してるって。ただライアル・ワトソン博士は捏造も多いらしいのでこの話が作り話じゃないといいな……。本当なら素敵だなって…ゾウとクジラの会話。
私個体が好きになるとその個体から親戚からその仲間からご近所に住んでる有名な友達(動物)から全部調べたくなるんです(笑)
今はすとーかー(笑)してる子の数が増えて大変です。
エコー達のその後もまた教えてくださいませ。

Re: No title

卑弥呼さん、こんにちわ。
エコーファミリーのその後でわかったこごがあったらまたブログで紹介したいと思います。
エコーはゾウの世界で何十年に1度しか現れないよう偉人ならぬ偉象(?)だったと言えるかもしれませんね・・・。

Re: No title

chibiさん、こんにちは。

今回はテイちゃんのことも含めてありがとうございました(笑)。
実は夢見にはまだ1度も行ったことがなく、動物園仲間から写真をたくさん、見せてもらったことがあります。だから、なま明明ちゃんに会ったことがないのです。家からアクセスは悪くないんですが・・・。これから時間をかけてもっといろいろな動物園に足を運ばなきゃ。

chibiさんも「エレファントム」をお読みになったのですね!あのゾウとクジラの会話のくだりは鳥肌ものでした。おっしゃる通り、ワトソン博士は捏造も多いと言われているようですが、本当だったら素敵ですよね~。冗談ではなく市原の園長さんが、スマトラ沖地震のときなぜゾウは予知できたか、って質問され、よくわかりませんが、低周波音でクジラと会話していたのかも、って答えたって、何かで読みました。実際は足の裏で感じていたことが後に発覚したようですが、この発想が素敵。

エコーファミリーについてはこれからも調べてみたいと思います。
chibiさんもストーカーしている子たちのことも含め、またいろいろ教えてくださいね。

ご存じでしたか(嬉)

mayaさんこんにちは。
やっぱりご存じでしたか!私あの話を読んで泣きましたよ。種は違うのですがアニマルプラネットでやった「リウワ平原最後のメスライオン」を思い出したんです。でもあの後訳者の人があれはファンタジーだって言ってて…がっくりきたんですが、私は真実だと
信じてます。やっぱり群れを作る動物は一人になっちゃいかんですよ。だから動物園で一人ぼっちのゾウって悲しすぎるんですよね。
エコーの家族の事またぜひ教えてください。自分で調べろって感じですが、もっぱら無料翻訳ソフトを使う身では一つ調べるのにも……(苦笑)
初めてアフリカゾウ関係で使った時やたら子牛が出てくるので何で子牛がでてくるんだ、ヌーが近くにいて何かあったのかと思ったものでした(笑)
赤ちゃんの事子牛って訳すもんだから。今ではちゃんとわかってますが。

Re: ご存じでしたか(嬉)

chibiさん、こんにちわ。
あの本は翻訳も素晴らしく、ゆっくり味わうように読み進めたのですが、あの部分は私も泣きました!リウワ平原最後のライオン、って今月も放映されますよね。ぜひ、録画して観ます。

昨夜、NHKの環境番組で最後のヨウスコウイルカの死を確認した研究者が出てきて・・・。あのように群れで文化を形成し、コミュニケーションを取っている動物が最後の一人になってしまってどんな気持ちで息絶えていくのだろうと思うと、やるせない気持ちになります。

ゾウについても世界中の動物園の意識が変わっているので、今いるゾウたちが辛い思いをせず、群れで幸せに暮らせることを祈ります。

ブログさぼっててスミマセン。今夜、何がしかをUPして、来週早々にエコーファミリーその後について紹介したいと思っております。

翻訳ソフトは微妙ですよね(苦笑)。カーフ(=幼児、赤ちゃん)が全部、子牛になるの、Mayaも見たことありますよ。なんじゃ、こりゃ、まぎらわしい、って感じですよね。タイ語のを訳した時に、なにがなんだかさっぱりわかりませんでした(笑)。

エコーファミリーについては興味のある方が他にもたくさんいらっしゃると思うので、ぜひこれからも追うつもりです★
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Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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