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ビルマ軍の白象探しに巻き込まれる森の民たち

WhiteElephant

うちにも白象がいます。素朴な作りがお気に入り★

軍事政権支配下により、常に不安定な情勢が続いているビルマ(ミャンマー)。たとえ新政権が確立しても少数派民族との関わり方など、複雑な問題を多く抱えている国。また、その情勢は隣国タイにも大きな影響を与えると言われています。

そのビルマで野生象の群れの中にアルビノ種を見かけた・・・

そんな報告が伐採業を行うゾウ使いによりされたのをきっかけに、今年1月、ビルマ軍による白象探しが再開されました。

お釈迦様が生まれる前、母親の夢の中に白い象があらわれハスの花を渡した、との話から仏教国の人々にとって、象はお釈迦様のお使い。

特に白象は縁起が良く崇拝され、国の君主が所持することで、国が繁栄すると信じられてきました。逆に言えば、白象の死は国の崩壊を招く可能性もあるのです。

1885年、英国の入植により君主の座を追われたティーボー王の白象は、ダイヤモンドで飾られ、金のエサ箱で食事をし、贅沢な暮しをしていたと言われています。

さて、白い象を見かけたとの話が広がった場所は、グエサウン海岸の裏にある森の中。

象狩りに伴い、常に犠牲になるのは森で働く農民たち。3カ月に渡り森は軍により占拠されました。育てた穀物は踏み荒らされ、切り倒す必要のない木々が倒されるだけでなく、一家に一人、無報酬での労働力提供を強要させられることに対し、農民たちは不満をつのらせます。

根拠のないだだの噂の可能性が高いため、無駄骨かも知れないのにこれ以上、巻き込まれたくない、というのが森の民の本音。とはいえ、軍に逆らうこともできず、森の案内役や荷物運びとして働かなくてはならない。

実は同じことが2008年にも行われ、結局は失敗に終わったそうなのです。

2001年、アラカン州のジャングルで実際に白象が捕獲・献上され、キン・ニュン将軍が首相の座を追われることになる2004年まで、その象は人々に歓迎されていた、との話があります。

今、ビルマ軍が白象獲得に再び踏み出した理由、とまではいきませんが、2010年に行われる総選挙を意識しているのでは、と出所元の記事には書かれています。

アウンサンスーチー女史率いる「国民民主連合」に対する圧力、改善されることのない貧困問題や停滞したままの経済レベル、そして戦争犯罪疑惑など。

現政権に対する国際的批判が高まる中、古い君主制の象徴とも言える白象を獲得し、信頼を回復させたいのかも知れません。

国民の税金と貧しい民の生活を巻き込んだこの白象探し。追われる野生ゾウもいい迷惑。

不安定な情勢と貧困に疲れ果てた国民は、白象獲得より教育や医療問題に力を注いでほしいと思っていることでしょう。

「ある人にとっては貴重でも、ある人にとっては邪魔で持て余す」、英語でWhite Elephantとはこんな意味があるそうです。

記事の出所はこちらをどうぞ。
↓↓
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/why-burmas-dictatorship-is-desperately-hunting-for-a-white-elephant-1934018.html
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Maya(Mayani)です。
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