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伝説?のゾウ使い「Morchang(モーチャン)」とは

みなさんは「モーチャン」と呼ばれるゾウ使いのことを聞いたことがありますか?

モーチャンとはかつてロープひとつで野生ゾウを捕獲し、捕獲したゾウの馴致訓練を行うゾウ使いのこと。最低でも10年の経験を積んだだけでなく、実際の捕獲頭数により位が決まります。

先祖代々、何世紀にもわたり受け継がれてきた伝統を守る代表的な民族のひとつとしてあげられるのは、ご存じ、タイのエレファント・シティ、スリンのクーイ族の人たちです。

しかし、1957年タイで野生ゾウ捕獲が禁止されて以降、クーイ族の人々はゾウを育てる仕事だけでなく、農業(良質なジャスミンライスが収穫されることで有名)を行うようになりました。

そのため、現在、モーチャンと呼ばれるゾウ使いはタイ全土でわずか5人になってしまったそうです。

ゾウの村として有名なのは、タクラン村。モーチャンとして最高位を持つMeuさん(81歳)はその5人のうちの一人でタクラン村に住んでいます。

Meuさんは11歳でマー(ゾウ使い)としてゾウのコントロール方法を2人の師匠から学び、モーチャンのメンバーとしてよく働きました。その後、20歳で通過儀礼を終えモーチャンになりました。年に2、3回、カンボジアの森でキャラバンを率い、ブリーダーとしても腕前を発揮したそうです。そして、わずか25歳でモーサダムになることを約束された。

そのため、ただ一人生き残っているクルバヤイ(最高位のモーチャン)として非常に尊敬されている方です。これまで捕獲したゾウは40頭以上。うち、自身で捕まえたのが16頭。その実績、才能や技術だけでなく、道徳的な人柄にも尊敬される理由があるようです。

(ゾウの脚にひっかける)ロープや皮で作られたループがあれば5分で捕まえられる、と言っていますが、やはりモーチャンとしての才能も重要なポイントだとのこと。

Meuさんが若いころ、モーチャンはクーイ族の10代の少年たちにとって一人前の大人と認めてもらうテストのようなものでした。女性は絹織物、男性はゾウを育てるのが仕事。Meuさんは幼いころから早く一人前のモーチャンなりたいと憧れていたそうです。

今、自分にできること。それは子孫にゾウに関する知識や技術を伝授することだと言います。そんなMeuさんは今、他のモーチャンたちとゾウ病院の仕事を手伝っているそうです。

そして、怪我や病気の野生ゾウの治療にあたるため、かつてのように森に入り、捕獲(まだまだ現役!)も行っています。先日、(4番目の位の)モージャーのMaさん2人だけでジャングルに入った時に出会ったオスゾウは脚が悪かったため、首にロープをかけて捕まえたとか。

クーイ族はかつてシャム軍に仕えた戦闘要員の子孫でもあります。また、アユタヤから逃げ出した白象を捕獲し、王様に献上したバクティーはその実績が評価され、スリンの領主になりました。

ところで・・・

ゾウ祭り前日のビュッフェの時、行進の先頭にえらくカッコイイおじいさんがいたんだけれど、Meuさんだったのかな?

うまく表現できないのですが、現代人にはないような雰囲気と威厳を漂わせた人でした!

★伝説のモーチャンが率いるゾウ捕獲チームとは★
クルバヤイ、モーサダム、モーサディアン、モージャー、マーの4つで構成。クルバヤイはゾウに関する経験が一番豊かで、野生ゾウを少なくとも10~15頭を捕獲したことがある。モーサダムは10頭、モーサディアンは1~5頭の捕獲経験、モージャーは捕獲経験なし。マー(=単なるゾウ使い)はゾウの背に乗りメンバーの後ろにひかえ、捕獲補助を行う。捕獲経験のないマーは、モーチャンの通過儀礼なども行っていない。

★Meuさんが伝授?良いゾウの見分け方★
良いゾウとは、ハスの葉のような耳を持ち、バナナの幹のような脚を持ち、美しいまっすぐな尾と大きな鼻を持っているゾウのこと。誰もが良いゾウを捕まえたいと思っているが、選り好みしすぎはダメとのこと。

★モーチャンになるには★
14歳からなれる。訓練の日が知らされるまではマーとして働く。知識や技術を記した本などは存在せず、何世紀にもわたりクルバヤイなど他のモーチャンの姿を見て学ぶ。非常に厳格なルールや師弟関係が存在する。

★クーイ族にとってゾウとは★
何世代にもわたり、自然の法則や、ゾウを敬うことを教えられてきたクーイ族。ゾウを敬うことは聖殿や先祖を崇拝することと同じだ。クーイ族にとってゾウは家族なのだ。

記事の出所はこちらになります。
↓↓
http://www.bangkokpost.com/travel/travelscoop/31002/elephant-whisperers
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No title

サンプラーン象園やスリンの象祭りでも野生ゾウの捕獲の再現シーンを紹介していますよね。
再現シーンを見た時、すごいな~私にはとっても出来ないな~と思いました。
(ゾウの脚にひっかける)ロープや皮で作られたループがあれば5分で捕まえられるとはやはりプロですね。長年の経験がとても重要なんですね。脚が悪かったオス象さんもモーチャン達のおかげで手当てを受ける事が出来て良かったです(^-^)
大事な伝統がこれからも継承されて守られていきますように・・
明日からしばらく留守にします。帰ってきたらmayaさんの記事を楽しみに読ませてもらいますね(^O^)/

No title

Morchang のこと初めて知りました。
あんなにシンプルな道具でどうしてあの大きな野生動物をとらえることができるのでしょう。
象狩りに出掛けて行く彼らには狩りをしに行くぎらぎらした緊張感は全く感じられず威厳すら感じました。
代々伝えられた技がいまだに残っていることがとても嬉しく感じた卑弥呼でした。

Re: No title

タイさん、サンプラーン象園でも同じものを見てこられたのですね!ゾウ祭りでも儀式も含めた再現シーンを紹介していましたよね。新聞の写真は村で撮られたものだと思いますが、雰囲気がありますよね~。こんな身軽な状態で、すでに馴らしたゾウを使って無傷で野生ゾウを捕獲するとは改めてすごいと思いました。森の神様と会話しているみたいです(^O^)スリンでも生活は大変とはいえ、若者がゾウ使いの仕事をがんばって引き継いでいる姿が見れました。タイさん同様、Mayaも素晴らしい技術が絶えることなく継承されることを願います。

ところでタイさん、ご旅行ですか?動物園には行くのかな?お気をつけてお出かけくださいね(^o^)/

Re: No title

卑弥呼さん、本当にすごい技術ですよね。森の神様と交信しているとしか思えませんよね~。その後も馴らすための調教を行ったり、繁殖の目利きになるなど、ハードルが高いですよね。おっしゃる通り、ここで登場するおじいさんもMorchang最後の生き残りみたいな人です。さびしい感じがしますが、若者たちが継承していくことを願います。
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こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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