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霊長類学者ジェーン・グドールの新刊とドキュメンタリー映画

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グドールさんの旅の友達、「Mr. H Jr.」。ゲイリー・ハウンという全盲のマジシャンがグドールさんにプレセントした”しっぽのついたサル”のぬいぐるみ。講演のときは必ずMr.Hを傍らに置いてお話をします。収益金はチンパンジーの保護に充てられます。

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グドールさんの本はどれも好きですが、特に好きなのは「森の旅人」。来日公演の際、サインをいただきました。小柄で細くて物静かで上品な印象ですが、ものすごい芯の強さを感じました。

30年以上、野生チンパンジーをタンザニアのゴンベ・ストリーム国立公園で観察し、膨大なデータを残したジェーン・グドール。

「ジェーン・グドール・インスティティュート(JGI)」を立ち上げ、114カ国の若者を中心に行なわれている地域活動、ルーツ・アンド・シューツのプロジェクトを広め、現在は環境保護活動家として世界各国で公演を行なう日々を送っています。

そのグドール博士の新しい本、“Hope for Animals and Their World”が欧米で発売になりました。

今回はシンシナティ動物園園長など環境保護活動家との共著で、アメリカワニ、クロアシイタチ、カリフォルニアコンドル他、絶滅しかけている動物たちの保護活動について書かれているそうです。

「私の仕事は人々に希望を与えること」、とグドールさんは言います。「希望があればあきらめずに活動を続けることができる。私たちのひ孫たちのために続けていかなければ、子供を作らないほうがまし」、と。その言葉通り、若者たちを育成するプロジェクトには特に力を入れています。

精力的に活動を続けるグドールさんも数えてみたら、今年で76歳!そして、2010年はチンパンジーの研究をスタートして50年という節目だそうです。

グドールさんは子供の頃から動物が大好きで、秘書などをして稼いだお金で友人が住んでいたケニアに旅行に行きました。そこで考古学者で人類学者のルイス・リーキーを紹介されます。

当時のグドールさんは大学の修士課程も持っていない普通の動物好きの若い女性でしたが、独学で蓄えた豊富な知識にリーキー博士は驚き、ゴンベでの野生チンパンジー研究をすすめます。

その後、観察対象のチンプたちにそれぞれ名前をつけ、生態だけでなく個々の性格や感情の動きなども掘り下げ、しかも、道具を使う、ということも発表したため、特にキリスト教社会では当時、波紋を呼びました。

その半生を描いたドキュメンタリー映画がBBCとドイツの製作会社の手により作られ、今年の春に公開されます。しかも、カンヌ映画祭のプレミア作品だとか。おまけにアンジェリーナ・ジョリーもちょっとだけ登場しているとのこと。

リーマンショックによる経済不況以来、JGIでは本来は入ってくるべき資金が入ってこず、予定していたプロジェクトも中断しているようです。また、グドール博士はすでに代表から退くことを決め、4名の後任者が組織を引き継ぐ予定になっています。

しかし、ドキュメンタリー映画による影響力を想像すると、まさに「Hope」の原動力となってくれそうですよね。

日本語翻訳本は映画公開にあわせて出版されるのかな?いずれにせよ、とても楽しみ★

最後に、グドールさんの愛するチンプたちは元気なのでしょうか?

残念ながら、そのほとんどがもうこの世を去ってしまったそうです。当時からの仲間フィフィも4年前に亡くなりました。今はもう昔と違う、と悲しそうに語るグドールさん。

しかし、今でも、チンプたちを観察したピークまで登り、静かに何時間も座っていると、当時の感覚がよみがえってくるそうです。

この記事の出所はこちらになります。
↓↓
http://www.guardian.co.uk/science/2010/jan/13/jane-goodall

ジェーンの新刊の詳細はこちらから。
↓↓
http://www.hachettebookgroup.com/books_9781600248689.htm

ジェーン・グドール・インスティテュート・ジャパン(JGIジャパン)のサイトはこちらです。
↓↓
http://www.jgi-japan.org/
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No title

鋭い観察力、飽くなき探求心、そして忍耐力を持ち合わせたジェーン・グドール博士のような方がいたから今までヒト固有のものだと考えられていた行動や能力の多くがチンパンジーの社会にも見いだせるという発見があったりゴンベ・ストリーム研究センターが設立され,40年が経過した今も多くの研究者たちによって調査研究が継続されているんですね。
mayaさんに素敵な方(ジェーン・グドール博士)について教えていただきました。ありがとうございます\(^o^)/映画公開も日本語翻訳本もとても楽しみです!

Re: No title

タイさん、こちらこそいつもコメントや情報を下さってありがとうございますo(^-^)o ジェーンさんはとても頭が良く洗練されていて、政治的な働きかけも上手な研究者、という印象があります。映画は日本ではどのように公開されるかわかりませんが、話題になること間違いなしですよね!Mayaも今からとても楽しみです。貴重なシーンがたくさん出てくることでしょう。動物あまり興味がない人でもジェーンさんの人生やチンパンジーにひきつけられると思います、きっと。
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Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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