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BCTジャパンによる世界銀行「ボルネオへの恩返し」パネル&アート展

BCT1

ボルネオの現状を伝えるパネルや写真が展示。隣にあるのは造形作家の池田さんのコラージュ。パーム油を使っている食べ物のパッケージを一定期間に集めたらすごい数に・・・。

BTC4

飼育員の黒鳥さんの作品。ボルネオ(オスのオランウータン)はハモニカが得意。ビブラートもきかせることができるのです。演奏の後は、こんな風に分解して楽しみます。下の写真はジプシーさん。漫画じゃないです、写真ですよ。とっても楽しそうですね!

BTC2

造形作家の酒井さんの作品で、「キナバタンガン川の箱舟」です。舟の中にはサバ州で採取した植物の種子や葉、鳥の羽根、道具などがのせられています。

先日、BCTジャパンのイベントを見に行ってきましたが、コーヒーアワーでは関係者の方々のお話がどれを取っても興味深く、印象に残りました。展示されている作品も面白かったので、ぜひこのブログでも紹介したいと思います!

現在、消防ホースの橋がかけられたキナバタンガン川周辺はエコツアーで大人気のスポットです。ジャングルにはさまれた川下りではカニクイザルやテングザルなど多くの動物に会う事ができるそう。

ところが・・・

ヘリコプターで上空を飛んでみると、森が無い!

細長い森が両川岸に沿って残されているだけ。つまり、周囲の土地はアブラヤシのプランテーションか泥炭地なのです。なぜ川下りでたくさんの野生動物に会えるかというと、そこしか居場所が無いからなんですね。

罠にかかって足や鼻が壊死してしまう子ゾウや、親を殺され摂食障害になっている子ゾウ。住みかはもちろん、エサもなく物乞いのようなボロボロの姿で民家の前に現われるオランウータンの親子。しかし、その民家の人たちも貧しそう。このような悲惨な状況はほんの一部だろうと思います。

一部の権力ある人間の搾取とも取れますが、よく考えて見ると・・・

私たちは何も知らずにどれだけ毎日パーム油のお世話になっていることでしょう。スナック菓子やインスタント食品などはもちろん、洗剤や化粧品など、パーム油(または植物油と広範囲に取れる表記)が使用されていないものを見つける方が難しいのです。

分断された森をつなぐため、現在、消防ホースの橋は2号橋まで架かっています。ボルネオ保全トラストジャパン(BCTジャパン)に協賛した動物園関係者やボランティア、現地の若者の協力で、少しずつですが、大きく育っています。

また、日本支部が寄付金で買い取った土地は、すべて現地トラストのものとなり、緑の回廊は広がってきています。

将来的にはきちんとお金を生み出せる組織に発展させ、それを現地の人たちに還元できるようなプロジェクトにするのが目的。この保全計画には大勢の現地の若者たちが興味を持ってくれ、橋架けの時には皆、協力してくれたそうです。

飼育の黒鳥さんによる多摩のオランウータンや橋架けの裏話もとても楽しく、ここでは書ききれませんが、ボルネオ写真を撮り続けている横塚さんの言葉が印象に残ったので紹介しておきます。

横塚さんはボルネオ以前に、西表島に住み、ずっとイリオモテヤマネコを追っていたそうです。ところが3年経ってもまったく会えませんでした。ところが5年目、やっと写真を撮ることができました。なぜ、イリオモテヤマネコに会えるようになるまでそんなに時間を要したのでしょうか?

それは、毎日、島内を歩き回ることで西表島の大自然を理解することができたからだそうです。

ボルネオについても全く同じだとおっしゃっていました。

自然の領域に人間が足を踏み入れるとは、こういうことだんだなあ、と改めて心を打たれました。

次回のコーヒーアワーは11月2日。旭山の坂東園長さんのお話です。こじんまりしたアットホームな感じで、質問なども気軽にできる良い雰囲気ですよ。

まとまりのない文章になりましたが、イベントの様子を少しでもお伝えすることができたら嬉しく思います★
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No title

ポスターの子ゾウさんの怪我、とても痛々しいですね。動物達が安心して暮らしていた場所を人間が自分達の潤いを優先して動物達が住みにくい、危険な場所に変えてしまって・・・更に、その理由が私達が毎日の生活で使ったり口にしたりしている物の原料を作るためというのがとても悲しいです。そんなに広大にプランテーションを広げる理由があるのか(広げすぎだと思う)、広げないと供給が足りないのか疑問です。人間は何でも無駄にしすぎると思います。自然を切り崩して富を、潤いを得ようとすると必ずしっぺ返しがくると思います。地球温暖化がいい例です。もっと地球規模で環境について考えて実行していかないと手遅れになると思います。
ボルネオの森の保全計画には大勢の現地の若者たちが興味を持ち橋架けの時には皆協力してくれたとの事でそういう事実はとても嬉しいし頼もしいですね。私が日本から出来る事には限りがあるとは思いますが毎日の生活の中で常に環境を意識しながら生活をする、周りにもできるだけボルネオの森の事等を周知するなどをやり続けたいと思います。

Re: No title

実際に現地を訪れたことはありませんが、森で自然と共存してきた農民たちもプランテーションのせいで、住む場所を追いやられてしまっているらしいのです。タイさんのおっしゃるように人間は利益を優先するあまり、自ら住みにくい環境を作ってしまっていますね・・・。キリンビバレッジがBCTの活動に協賛して、自動販売機を旭山動物園に設置したようです。売り上げの一部は緑の回廊に寄付されるしくみになっているそうですよ。自動販売機の普及率を上げるのは限界があるとのことですが、全国に設置されることになったらいいですね!
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こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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