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今月の1冊: 「オランウータン わんぱくっ子とおかあさん」

oran

「ジプシー、おやすみ。ジローもキューもゆっくりたべて、おやすみ。子どもたち、はやくおやすみ。」一日がおわるとき、宮本さんは、みんなに声をかけて、あかりをけします。そして、やみのなかでみおくっている十六のひとみを、かけがえのない、たからもののようにかんじます・・・

今日は1980年、今から29年前に出版された本を紹介します。当時、多摩動物公園でオランウータンの飼育を担当されていた宮本さんのお話をもとに書かれた児童書です。

動物のぬくもりを感じるようなお話が書かれている児童書には、ちょっと堅苦しい学術書にはない、理屈抜きで感動してしまう魅力がたくさん詰まっています。それはおそらく、動物と現場で毎日接する方々が生身で体験されていることがストレートに伝わってくるからからなのかもしれません。

もう図書館でしか閲覧できないこの本もそんな1冊。

この本には今も現役で、モリーおばあちゃん(ダンボールに入っている画伯です★)の次にお年寄りのオランウータンとして大人気のジプシーを主人公に、オランウータンの素晴らしい能力、そして不思議な魅力溢れるエピソードが満載されています!

若かりし頃、アイドルだったジプシーさん。ジプシーさんとの間にたくさんの子供を残したドン・ホセとの結婚式。ピンクのベレー帽にタキシード姿でロバにまたがり(似合いすぎる!)、動物パレードを行なったときのお話しは、今のジプシーさんを見ただけでも容易に想像できる楽しさです。

そして、最後は風邪をこじらせ、天国に逝ってしまったドン・ホセとの仲むつまじい生活。2人で知恵を合わせて外出てしまった事件など、きっとこの本に書かれていない、凄いことがたくさんあったんだろうなあ、と思わせてくれます。

また、キューさんの知能テストの様子など、当時はまだあまり知られていなかったオランウータンの頭脳の高さを垣間見れるお話も。

思わず泣いてしまったのは、我が子ジュリーと引き離されたその後にジプシーが取った行動。今のジュリーさんがどんな性格のオランウータンか見ているだけに、複雑な思いで胸が苦しくなります。

この本を改めて読み、多摩動物公園のオランウータンたちに会いに行くと、さらに愛しさが増すこと間違いなしの、素敵な1冊です。

ところで、結婚式の写真は残念ながら、この本で見ることはできません(挿絵のみ)。でも、多摩開園50周年イベント時にフィルムを見る機会がありました。

レースのベールをかぶり、モナリザポーズでちんまり座っていて、もうその頃から貫録だっぷり\(≧▽≦)丿とってもステキでしたヨ。
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No title

表紙のジプシーさんの優しいまなざしに気持ちが温かくなりますね。多摩動物園にはしばらく行っていないけれど、いつもアヌーラさんとアコやマコ、チーキ達を中心にみていてじっくりオランウータン達に会っていなかったです。今度多摩に行く時は是非ジプシーさん達にも会いたいです!

Re: No title

多摩は都心からも離れているので、足を運ぶのもなかなか大変ですよね~。夏にアコたちに会いましたが、元気にしていました。アヌーラも年を全く感じさせないツヤです。オランたちはアヌーラのお城のすぐ近くに住んでいるので、いつかぜひ会ってみてくださいね。みんな、すごく面白い人たちですよ。ジプシーさんもモリーさんもこれからも元気で、長生きしてほしいなあ。
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こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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