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ゾウのDNAマップで密猟者を追跡せよ!

今日はゾウを苦しめている象牙密猟に対抗できるかもしれない、画期的な研究についてのニュースの紹介です。

ワシントン大学の保全生物学センターでは、アフリカゾウのDNAマップを作成することにより、密猟者が象牙目的で大量虐殺を行なっている地域の特定に成功しました(2009年6月28日付け英ガーディアン紙)。

今回の研究により、ごく最近、押収された象牙はタンザニアとモザンビーク国境のセルースとニアッサの禁猟区にやってきたゾウに由来することが判明しました。

また、密猟の中心地と言われているタンザニア周辺以外の地域、ザンビアやマラウイなども最近はターゲットにされていることが、わかったそうです。

研究チームの教授によると、過去、インターポールなどの捜査当局は、これらの積荷がアフリカ全域から集められた在庫を一緒したもの、と考えていました。

ところが、DNAマップにより、近年、再び横行している大掛かりな密猟は、複数の巨大組織によることが示されました。主要組織は2つとみられるそうです。

以上の発見により、密猟反対活動を行なう地域をしぼることができます。

では、DNAマップはどのような方法で作成されるのでしょうか?記事の中に簡単に説明されていました。

分析方法は大きく分けて2段階あるそう。

1.ボランティアと研究者がアフリカ全土のゾウ糞のサンプルを集める。次に個々の腸に付着していた細胞に含まれているDNAを鑑定、マッピングを行なう。以上により、一定地域のゾウは非常に似通ったDNAを持つことが証明できた。(つまり血縁関係を示しているのでしょうかね。)

2.密猟者から押収した象牙のDNAを確実に抽出。再び鑑定を行い、ゾウの出所を突き止めるため、糞のマップと比較する。

今回、分析対象となった象牙は、2006年7~8月に台湾と香港で押収されたもの。なんと、11トン以上(象牙約1,500個分)あったそうです。そして、分析の結果、象牙の持ち主は、タンザニアのセールス禁猟区や、モザンビークのニアッサ周辺のゾウであることが確認できました。

今年、ベトナムとフィリピンでも大々的な捜査が行なわれました。教授らは現在、その時に押収された象牙を追跡するため、DNAマップの作成準備を行なっています。

ところで、2006~7年に大阪でも象牙が大量に押収された事件がありましたが、日本当局は、研究協力でなく、260個の象牙を燃やす方を選択したとのこと。

急成長を遂げる途上国の新たなるステータスシンボルとして好まれる象牙。そのことも拍車をかけ、近年、極東諸国での需要が急激に伸びているそうです。

象牙密猟のピークは、70万頭以上のゾウが殺された1979年から1989年と言われており、90年代に入って国際運動が活発化されると取引は中止されました。しかし、残念なことに現在は以前の高水準に逆戻りです。

動物の密猟は常に残酷なもの。

ゾウを狙う手口としては、まず子供を傷つける。そして、子供を守ろうと誘引された大人たちを銃で次々に狙い撃ちしていくのです。

麻薬や武器の違法取引同様、大々的に横行する象牙違法取引。

今回の研究チームの成果により、ゾウの故郷の国々を抑圧し中止に追い込めれば、と教授は言っています。

Mayaは思うのです。

象牙を求める人々にも、装飾品たった一つのために、何頭ものゾウが惨殺されることを理解してもらわなければ需要はなくなりませんよね。この事実を知らない人が実は、すごく多いんじゃないでしょうか。

例えば、私の母は象牙取引が中止される前、親戚から台湾土産をもらったことがあります。もう手に入らなくなるし、貴重なものだから買ってきたと言われたそうです。それはとてもきれいで肌触りも抜群な象牙のネックレス。

数年前、それを見つけた意地悪な私は、「このために、ゾウの家族が全員、殺されるんだよ~」と言うと、とてもびっくりしました。

どうやら、ゾウを殺して象牙が取られているとは知らなかったようなのです。

たいていの人々にとってはこんなものかもしれません。

記事のオリジナルはこちらからどうぞ。
↓↓
http://www.guardian.co.uk/science/2009/jun/28/elephant-dna-illegal-ivory-trade
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Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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