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「Elephants World」、生き物本来の力をくれる場所

「Elephants World」には電気・水道が通っていません。

飲料水以外の生活用水はすべて目の前に流れる川の水を使います。

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そのため、川の水が引いている時間帯には蛇口から水が出なくなってしまいます。タイのバスルームではよく見かけますが、そんな時のため、大きなカメやバケツなどに水をたくさんためておくのです。

電気はソーラーパネルを利用しています。日照時間が短い日の夜は突然、停電するので懐中電灯は必需品。

宿泊用の小屋は当然、すべて高床式。毎日、おじさん達が新しい宿泊施設をのんびり建てていました。

完成予定はあってないようなもの。毎日少しずつやっていれば、いつか完成、そこがタイ。

Satochaangに案内され、一緒に泊まった小屋。これがとても素敵でした。これは小屋の入口を中から見たところ。もちろん、ドアはありません。

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すぐ目の前には川が流れ、向こう岸は野生動物の宝庫。小屋のラウンジ部分には空気や視界を遮る壁が一切、ありません。小屋は小屋ですが、まあ、半分、外で寝起きするみたいなものです。

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一応、ベッドには蚊帳がつられています。これがないと、虫がたくさん寄ってきて大変なことになりますから。

Mayaたちは被害にあいませんでしたが、Satochaangはどうも虫に好かれるらしく、足の裏まで蚊に刺された・・・と言ってました。

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目の前の川に野生ゾウが水を飲みに来る・・・そんな話を聞き、淡い期待を寄せていましたが、とうとう会えませんでした。その変わり、宿泊初日は満月を見ながら、ジャングルの音を子守唄に眠り、朝は素晴らしい朝焼けで目覚めました。

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昼間はゾウのために汗を流し、お腹が空いたらたくさん食べて、暗くなって疲れたら眠り、朝、日の出と共に起きる日々・・・。人間も動物。生物として本来の姿に戻ることにより、みるみる元気になるのです。

病気のため不眠になっていましたが、それも劇的に改善。

いろいろ不便はあるものの、タイの気候風土にぴったりのこの家は、生き物としての人間を健康に導く、「風水」的に完璧と言える気が流れているのかもしれません。

こんな家では犬も猫も出入り自由。

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Mayaたちの番犬になってくれ、必ず奥のベッドで寝るモーモーの寝言を初めて聞いたときは、人間の声かと思いました。本当にしゃべろうとしているような声を出すのです。人間と話している夢でも見るのかな??

しかし、この寝言のおまけつきで毎晩、快眠でした!
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「Elephant's World」、ついに到着

バンコクからバスで約2時間、タイ西部、ミャンマー国境沿いにカンチャナブリーという町があります。観光地として人気があり、郊外には動植物の宝庫、サイヨーク国立公園があります。

しかし、今回の目的はもちらん、観光スポットでもなければ、動物好きは一度は行ってみたいサイヨークでもなく・・・

そう、我がゾウ友、Satochaangが深く関わる”老ゾウの家”、「Elephant's World」です!

南バスターミナルからミニバス(飛ばす、飛ばす、すごく早い!)に揺られ、あっという間にカンチャナブリーに到着。駅からSatochanngの友達にピックアップしてもらい、車は町中を抜けどんどん山奥に・・・

そこにはチェンマイの山とはまったく違う景色が広がっていました。

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ひたすら一本道を走っていくと、見えてきました、お目当ての表示が。
タイ文字で「Baan choo chaang charaa」と書かれています。

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そしてついに入口が。
なんていいところなんだ~。
みんなの気分が一気に盛り上がります。

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さらに広大な土地をぐんぐん進むと、左手にゾウの治療をする場所が見えてきました。

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そして、Satochaangと待ちに待った感動の再会を果たしたラウンジに到着。

ここは、お客さんがゾウに餌をあげたり、食事をしたりする場所ですが、室内アンテナ付の小さなTVもあり、ゾウ使いの憩いの場所でもあります。

夜にはたくさんの頭がTVの前に並び、電波が悪いとアンテナを手で持ってあちこちに動かし・・・

この懐かしい昭和初期の雰囲気に思わず、ふふっ、と笑いがこぼれました(注:Mayaは昭和初期の生まれではありませんよ~)。何を夢中で観ているのかと思ったら、日本未公開、トニー・ジャーの「オンバク3」でした。

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この施設で暮らすゾウは全部で6頭。みんな、夕方から翌朝まで山の中で自由に過ごしますが、日中はこんな風にゾウ使いの目につく場所で世話をしてもらいながらくつろき、お客さんと触れ合っています。

広大な敷地内には高い木もたくさんありましたが、、なんと!夜、泥棒に入られほとんどなくなってしまったそう。本当にとんでもない物を簡単に盗んでいくやつがいるところがタイらしい。

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さて、ここではどんな日々を過ごしたのでしょうか?
そして、どんなおばあちゃんゾウがいたのでしょうか??

続きはまた次回!

「Elephant Nature Park」 大自然に抱かれて

先月から紹介したきた「Elephant Nature Park」ですが、ひとまず、今日で終わりにしたいと思います。

で、今日はENPの一コマを画像中心にUPしました。

牙のある若いゾウの名はJunble Boy。あと数年もすれば立派なゾウに成長していることでしょう。

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9月のタイは雨期。この日は前の晩から大雨でした。ゾウのほか、バッファローやブタも雨に打たれています。

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大自然にたたずむゾウの姿は神秘的。言葉を失い、見惚れてしまいます。

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自然のシャワーにこの時とばかりにゾウたちは皆、体をこすり始めます。

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こちらでは砂浴びが始まりました。

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砂を体にこすりつけ、せーの、で起き上がる瞬間。

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話題がつきない「Elephant Nature Park」の様子ですが、次回はいよいよ旅の後半、「Elephant's World」をご紹介しますので、こちらもお楽しみに!

地球交響曲20周年記念イベントのお知らせ

以前、ご紹介した龍村仁監督による自主制作映画、「地球交響曲」の20周年記念イベントのお知らせです。

「母なる星のゾウとクジラのお話」というテーマで、映画上映やコンサートの他、ゾウ保護活動家のダフニ・シェルドリックと鯨類研究科のロジャー・ペイン博士がお話をします。

日時:11月23日(火)17:00会場 21:00終了
場所:学習院創立百周年記念講堂正堂
料金:全席指定 4,000円(前売り)4,500円(当日)

直接、事務所に郵便振込みか、ローソンチケットでも購入できます。

発売期間は11月15日までですので、興味のある方はお早目に!

次回はいつあるかわからないこの機会、とても楽しみ★

詳細はこちらをどうぞ。
↓↓
http://www.gaiasymphony.com/symphony/event-nov2010.html

また、ダフニさんとペイン博士の著書は以下をご覧ください。





「Elephant Nature Park」のゾウたちPart3

先月からずっとENPネタが続きましたが、次の回くらいで最後にしてそろそろ「Elephant's World」を紹介しようかなあ、と思っています。

まだまだ紹介しきれていないゾウばかりですが、今日はリリーの登場です。

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リリーの正式名はメーヴィ。ENPのメスゾウの名前の頭にメーとつくものが多いですが、メーとはタイ語でお母さんのこと。つまり子供のいるゾウということになります。

リリーの名前の由来。それは白百合のように美しいゾウだから。ENPに引き取られたとき、ボランティアが名付けたそうです。

8歳の頃から森林伐採の仕事に携わってきたリリーは、仕事が終われば自由に森を歩き回って過ごしていました。では、そんなリリーがなぜENPに引き取られることになったのでしょうか?

Jumbo Expressの活動中、Lekさんは1頭で木につながれていたリリーと出会います。その時リリーは、体中、腫れ物で覆われ、持ち主も手のほどこしようがなくあきらめていた状態でした。Lekさんに獣医師に来てもらうと伝えられた持ち主は、彼女にリリーの運命をゆだねる決心をします。

そして、大変だったのはそこから。薬草治療が効果的、と判断したLekさんはリリーの体内から毒素を抜くために大量のタマリンドと植物油を与え、絶食法なども取り入れることにしました。

ところで、タマリンドというのは便秘に効果的だそうです。今回の旅ではジュースも飲みましたが、ドライプルーンをさらに濃厚にした味でとても美味しかったです。

さて、この辛い治療は3か月続きましたが、一命をとりとめたリリーはENPで暮らすことになります。しかし、ずっと一緒だったゾウ使いと離ればなれになったリリーは毎日、落ち込み涙を流していたそうです。その様子を見かね、リリーの元ゾウ使いを呼び、リリーが新しいゾウ使いを受け入れるまで一緒に過ごしてもらっていました。

ゾウ使いの入れ替わりが激しいのがタイのゾウキャンプの実情のようですが、現在リリーを担当しているゾウ使いとの付き合いは6,7年になるそうです。優しそうなお父さんで、Mayaたちはリリーパパと呼んでいました。

半分、寝ているリリーの顔。

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ラウンジ横の柵に鼻を乗せて眠そうなリリー。耳の後ろを掻きながら歌を歌ったら、本当に気持ちよさそうに居眠りし始めてしまいました!

「リリーだ、リリー~!」、なんて手を振っているMayaたちに気づくと近くに来てくれるので、その度にニコニコしながら、おお、一緒にいなきゃ、と走ってきてくれるリリーパパ。リリーもリリーパパも優しさにあふれていて何とも幸せな気持ちになりました。

最後にENPでは何を基準にゾウを保護しているのでしょうか?

Lekさん曰く、”今にも死にそうなゾウ、今、助けなければ死んでしまうゾウ”、だそうです。

YouTubeにUpされているENPの活動を紹介している動画をリンクしておきます(タイ語)。アントワネットさんも美人だ。
↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=fT31L51tTZc

リリーの事を思い出していたら今朝、白百合の咲く山を歩いている夢を見ました。今頃、何をしているだろう??

ヒーロー・オブ・ザ・プラネットと呼ばれる女性

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ラウンジに飾られた記事のひとつ。Lekさんとゾウの美しい写真。

「Elephant Nature Park」の創立者のLekさんはタイのゾウ保護に関する業績が認められ、賞をいくつか受賞している欧米でも有名な人です。もともとはチェンマイの大学で美術を専攻し、後に観光業界に入ったことをきっかけに、ゾウ保護に関心をもったそう。

小柄でエキゾチックな風貌が魅力的な40代の女性ですが、それもそのはずおじいさんはタイ北部ラオス国境沿いに住む少数派民族カム族のシャーマンです。そのおじいさんは若い男性の命を救い、トンカムというゾウをもらったことがあり、今でもLekさんの兄弟はゾウを所有、世話しているそうです。

ENPの一帯は、Maetaengと呼ばれ小さなゾウキャンプがあちこちに点在しています。常にメディアの注目を集め、グローバル企業や大きなファンドからの寄付金も集まるため、この一帯の他のキャンプにとって、敷居が高くちょっと近寄りがたい印象があると聞いています。

毎日のように海外メディアの訪問を受け、この日もLekさんはカメラの前でポーズをとっていました。一緒にいるゾウは孤児として保護されたオスのホープ。Lekさんが毎日ミルクをあげたり寝かしつけたりしてここまで大きくなりました。

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多忙なため、タイミングが悪いと姿を見ないそうなのですが、Mayaたちが滞在中は毎日会えて、おしゃべりをしたり、直接レクチャーを受けることもできました。

Lekさんによると、今、タイ・ミャンマー国境沿いで孤児ゾウが増えているそう。かつてジャングルで過ごしたときマラリアにかかって生死をさまよったこともあるそうですが、孤児ゾウのことを思うといたたまれないので、また戻って活動する、と言っていました。

夕方の泥浴び&お食事タイムの時はファーマイの相手をして寝かしつけます。これは草をやわらかくほぐして食べやすくしてあげていろところ。

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Lekさんに甘えているファーマイですが、他にもリーダー的存在の女性ゾウ使い(名前忘れた)や、ゾウ使いを管理しているKatさんも子守唄を歌うと(寝部屋の中では)コロっと寝ちゃうそう。最近は大きくなってきたからなかなか寝なくなったらしいですが。

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誰に対しても気さくで優しいLekさん。レクチャーの後も日本人のMaya達に、話の内容は全部分かった?と聞いてくれたり気軽に話しかけてきてくれました。

なかなか無いチャンスなので、Lekさんがコメントを書いている撮影したENPの写真集にサインしてもらいました。ENPを支援してくれ、Beautiful Giant(=ゾウ)を理解してくれありがとう。またすぐ来てください、ってメッセージを書いてくれました。

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シンプルだけど誠実なメッセージにぐっときました。Lekさんの人柄が伝わってきます。多くの人からの尊敬と信頼を集める秘密はこれかもしれません。

国境沿いでの保護活動は政治的にも大変なことと思いますが、ミャンマー政府の書類許可がきちんと下りているところがまたすごいです。

ENPで矢面に立って仕事をしているのはすべて女性。しかも美人ばかり。男性はそれを影で支えている印象でした。

ボランティア好きの欧米人をひきつける心理作戦でENPは経済的成功をおさめているということになりますが、逆に資金援助しているファンドや企業の主張が強くなったときにどうなるか、という懸念も頭をよぎります。

常に進化し続けているENPですが、Lekさん達がいる限りゾウは幸せでいられることでしょう。
プロフィール

mayani

Author:mayani
こんにちは!
Maya(Mayani)です。
「世界の動物ニュース」へようこそ!

動物行動学や環境問題。世界は興味深いニュースであふれています。日本には伝わってきにくい情報。そして、動物や自然を通して感じていることなど。実体験を交えて伝えたい。

どんな動物でも好き。
でもMayaを夢中にさせているのはゾウ★
結果、ゾウの話題が多いのがMayaの「世界の動物ニュース」です。

どうぞ、お楽しみください!

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